金融庁主催研究会でのリップル社資料を勝手に解説してみた

なんと2日連続での更新!(・ω・)bグッ。さて、つい先日金融庁主催の「仮想通貨交換業等に関する研究会」においてリップル社のSarbhai氏が日本の関係者向けに講演を行いました。その時の資料が掲載されていましたので、せっかくなのでその時の資料を引用つつ、なるべく簡単に解説していきたいと思います。なお、スライドから勝手に内容を推測しているだけなので、内容が正しい保証はありません。

 


題目は「価値インターネットを可能にするために」


リップル社の従業員は235名で、そのうちの66%は技術職である。なお、別の講演ではCTOのjoelkatzがリップルネットワークのプログラム(Ripple Deamon-rippled)は専属が14名ほど居ると発言してました。それらの従業員はSWIFTやHSBCなどの金融サービスから、GoogleなどのIT企業、Federal ReserveやSECなどの規制当局から移ってきている。現在、拠点は全世界8ヶ所で、本社はサンフランシスコとなる。なお、東京拠点はSBIホールディングスとの合弁会社であるSBI Ripple Asia。

 

リップル社の目標は「価値インターネット」である。つまり、情報と同じようにお金を動かす事ができる世界を構築することである。今日、電子メールの送受信やスマートフォンでサイトを見るなどはインターネット代に含まれ、使い放題で、かなり安く利用出来る。お金の移動もそれと同じぐらいコストを安くしたいというビジョンを持っている。

 

リップル社は2012年にJed McCalebとChris Larsenによって創業された。(なお、方針の違いからjedはRippleから離脱し、その後にステラ(stellar)を興した。)リップル社の投資家にはGoogle Venturesなどが参加しており、シリーズBまでで約100億円を獲得している。

現在、展開している製品は2つある。「Connectivity」と「Liquidity」。恐らく、「Connectivity」はxCurrentのことであり、「Liquidity」はxRapidを指していると思われる。xCurrentは既に実稼働しており、xRapidは試行中である。

今日のSWIFTの送金システムは多くの問題を抱えている。片方向にしか送れないメッセージングサービスと決済(Settlement)指示を分離されている。つまり、送金先からの応答は期待できないし、送金が完了しても決済は自動的に完了しないことを意味する。このため、送金に2-4日程度かかり、送金先までの手数料が送金が完了するまで不明で、送金がどの程度進んでるか後から確認することが出来ない。

一方、リップル社が提案する送金システムは決済指示を含んだ双方向のメッセージングサービスを提供出来る。即時送金が完了し、相手に着金するまでの状態が全て監視出来て、送金前に手数料が予め分かる。

 

リップルネットは金融機関による許可制のネットワークであり、個々の銀行がここの台帳を管理するため、拡張性やデータプライバシーの隠匿を可能にする。複数の銀行で構成されるadvisory boardによって管理されるルールブックに従って統治されている。

流動性を供給するソリューション関する話。世界中の大銀行が、お互いの銀行にそれぞれの口座にお金を入れ合う仕組みを無くすことができる。ここでは、これをプレファンディング(Pre-funding)と呼んでいる。ノストロ口座のことだと思われる。

今日、プレファンディングの仕組みはとても高価である。USDを他国に送る時、それぞれの国の銀行にそれぞれの現地通貨を入れた口座を用意する必要があり、この維持費が馬鹿にならない。というか、かなり高い。

このプレファンディングの仕組みは銀行がお互いにお金を預け合っているので、大量のお金が死蔵されている。その金額は世界中でおよそ5トリリオンダラー(500兆円!)である。(普通であれば、この死蔵されているお金を別の事に使いたいですよね・・・?(゚∀゚))

xRapidを使えば、プレファンディングの仕組みをなくす事ができる。

 

xRapidならお金が死蔵されない。必要な時に必要な分だけ調達する。これは最高だぜ!!

ここでは、暗号通貨取引所を使った送金モデルを説明する。このいい所は送金元、送金先の金融機関は直接XRPを保有する必要がない。まずメキシコの送金元銀行はメキシコの暗号通貨取引所にメキシコ・ペソを送金する(①)。次にメキシコの取引所からフィリピンの取引所にXRPを送金する(②)。次にフィリピンの取引所はフィリピンの送金先銀行にフィリピン・ペソを送金する(③)。銀行間送金にXRPを入れることで、国内送金 2回だけで済む。

xRapidは暗号通貨(デジタル資産)取引所を通して、流動性の即時調達を可能にする。

FAST:取引所間の送金は5秒で完了し、その他はその国の国内送金にかかる時間に依存する

TRANSPARENT:APIを通じて送金の状況がリアルタイムに分かる

LOW COST:通貨交換手数料や送金手数料などがさがることによって、劇的にコストが削減できる

 

終わり!

名もない猫

2014年頃からXRPとRippleにハマる。Ripple社が掲げる価値インターネットの未来に強く共感し、動向をウォッチしており、気まぐれに記事を投稿している。ただ、飽きっぽい性格をしているため、このブログはいつ消えてもおかしくない。

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